月別アーカイブ: 2016年5月

食中毒について

みなさん こんにちは。

暑い日が続いていますがみなさん、いかがお過ごしでしょうか?

もうすぐ6月で、梅雨の季節となりますが、今からの季節で注意が必要なのは『食中毒』です。今回はエービーシー訪問看護ステーション看護師の竹村さんに講師となっていただき勉強会を開催いたしましたので、その模様を投稿します。

 

毎年8月は厚生労働省によって「食品衛生月間」に定められているように、夏場(6月~9月)は、細菌が原因となる食中毒が多く発生しているそうです。

●夏場に食中毒が増える理由

高温多湿な環境 → 細菌の多くは室温(約20℃)で活発に増殖し始め、人間の体温ぐらいで増殖のスピードが最も速くなります。

抵抗力の低下 → 夏バテなどで水分を大量に摂取すると胃酸が薄まったり、胃薬によって胃酸の分泌が抑えられていると、十分に殺菌されないことがある。

●食中毒の原因

主な原因は「細菌」と「ウイルス」です。さらに細菌が原因となる食中毒は大きく「感染型」と「毒素型」に分けられます。

・細菌性「感染型型食中毒」

食品中の細菌が食べることで体内に入り、腸の中で増殖し、食中毒を起こします。

(主な細菌 サルモネラ菌・腸管出血性大腸菌O-157 等)

・細菌性「感染型食中毒」

食品中で増殖した細菌から発生する毒素を食べることによって食中毒を起こします。

(主な細菌 黄色ブドウ球菌・ボツリヌス菌 等)

・ウイルス性食中毒

ウイルスが原因となる食中毒です。

(主なウイルス ノロウイルス・A型肝炎ウイルス 等)

細菌やウイルスの種類によって潜伏期間、症状などが変わりますが、主な症状としては腹痛・嘔吐・下痢・発熱・倦怠感 などがみられます。

この時期、注意が必要なのは嘔吐・下痢による「脱水症」です。下痢や嘔吐により体内から急速に水分が失われると脱水症になり、危険な状態になることもあります。

そこでお勧めしたいのは、前回の投稿でもご紹介した経口補水液です。

rps20160526_123855_561少し飲みにくいかもしれませんが、脱水症にはおすすめです。

自宅でも経口補水液を作ることができますので、参考にしてください。

水:500ml(一度沸騰して冷ましたものが理想)

食塩:小さじ1/2杯(1.5~2.5g)

砂糖:小さじ3杯 または大さじ1杯(7~9g)

以上を空のペットボトルなどの容器に入れ、よくかき混ぜるだけ。

さらにレモンを少々加えると、カリウムの補充と味付けにもなります。

●食中毒の予防と対策

①基本は手洗い

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手にはさまざまな雑菌がついています。食中毒の原因菌が食べ物につかないように注意しましょう。

上記の資料は衛生的な手洗いの仕方です。ぜひ参考にしてみてくださいね 。

次に調理方法や食材の保存の仕方をしるした資料です。

rps20160527_155719_292どれも注意したいことばかりです。これもぜひ参考にしてください。

特に注意したいことは調理の仕方で食材を十分に加熱するということ!!食材の中心部分の温度が75℃以上で1分間以上加熱することが理想とされています。

 

●食中毒かな?と思ったら・・・

まずは水分をしっかりと取り原因物質をできるだけ早く体外に出してしまうことが大切です。そして、自分では判断せず、まずは医師に相談しましょう。

●食中毒の予防3原則

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家庭内でも食中毒は発生します。食中毒にかからないように、日頃から体調を整えてじめじめした梅雨の時期を、暑い夏を乗り切りましょう。

 

福祉用具勉強会 その4 熱中症について

 

みなさん  こんにちは

暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

今年の夏は、例年になく猛暑のなるとの予想が出ているそうです。熱中症にならないように気をつけてください。

本日のブログは、厚生労働省より熱中症に対する注意喚起が出されましたので、熱中症に関する勉強会が開催されましたので、投稿させていただきます。

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5月24日にABC医療1Fデイサービスにて熱中症の勉強会が開催されました。講師に大塚製薬から河相様にお越しいただきスタッフ一同勉強させていただいています。

rps20160525_140256_489熱中症・・・①体液の不足で起こる障害 ②体温上昇で起こる障害の総称です。

夏場(6月~9月)には気温の上昇とともに熱中症の危険度が増していきます。特に子供と高齢者は注意してください。

65歳以上で熱中症になった方のうち6割の方が自宅で熱中症にかかっています。上記で上げた厚生労働省のパンフレットをご覧いただき、熱中症の予防に努めましょう。

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rps20160525_142526_517熱中症には症状によって重症度がⅠ~Ⅲまであります。上の写真にも載ってるように症状によって対処方法が変わりますので、注意してください。重症度が高ければ早く救急車の要請をしてください。

 

熱中症になる方の一番の原因は水分不足からくる脱水症です。

熱中症・・・体液が減少した状態をいい、水分だけが失われるのではなく、同時に塩分(ナトリウムやカリウム)なども失っている状態のこと。

rps20160525_144739人間は年齢や体重などで変化しますが、身体の50%~80%が水分でできています。健康な人の1日の水分摂取量と排泄量は以下の通りとなっています。

摂取量

食べ物からとる水分・・・約1,000ml

飲み物からとる水分・・・約1,000ml

排泄量

呼吸や皮膚から失われる量・・・約1,000ml

尿・便・・・約1,000ml

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失われた水分を補給するために水分を取っていると思いますが、それだけでは足りません。塩分(ナトリウム・カリウム)なども同時に摂取しなければなりません。水だけを補給しても体液が薄まるだけで余分に排泄量が増え、悪循環に陥ってしまいます。

そのために現在では『経口補水液』と呼ばれるものができています。みなさんもテレビのCMや店頭でもご覧になられたことがあると思いますが、『OS-1』と呼ばれるものが出ています。

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軽度・中等度の脱水症になった方の治療では注射や点滴ではなく「経口補水療法」と呼ばれる治療が一般的になってきているようです。

経口補水療法・・・脱水症状の時に注射や点滴ではなく、その成分とよく似た、水に塩分などの電解質と糖がバランス良く配合された経口補水液を口から摂取して回復させる療法。「飲む点滴」と言われているそうです。

ナトリウムやカリウムの異常摂取には注意する必要があるため、過剰な飲用は控えてくださいとのこと。

以前は味が悪く飲みにくいとの意見があったそうですが、現在は改善されだいぶん飲みやすくなっているそうです。常温では飲みにくいそうですが、冷やすと飲みやすくなります。

賞味期限はペットボトルでは製造より12ヶ月保存が効くそうです。ゼリーは製造より9ヶ月です。開封後はできるだけ早く飲んでほしいとのことです。

 

これからの時期は夏場になり、暑くなってきます。冒頭でもお伝えしましたが、今年の夏は例年以上に暑くなる可能性があるそうです。暑い日には必要以上の外出は避け、室内でも冷房などをかけ無理をしないように心がけ、水分をしっかりとっていきましょう。

 

 

 

福祉用具勉強会 その3 「楽匠 FeeZ」

みなさん こんにちは。

真夏のような日差しで暑い日が続いていますが、体調は崩されていないでしょうか?室内の温度に気をつけて、無理せず暑いときは冷房等で温度の調整をしてください。

さて、今回は福祉用具の勉強会が5月17日に開催されましたので、その様子を投稿します。

今回はパラマウントベッドからの商品で『楽匠 FeeZ』というベッドの勉強をしました。

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超低床ということで一番下が15㎝、一番上が55㎝となっています。一番上の状態にしてもグラつくことも少なく、比較的安定していました。

リモコンは液晶付きで、見やすくリモコン一つで操作ができます。

ただ、最大高さが55㎝なので介護者で身長の高い方はかなり使いにくいかもしれません。足元にあるボードも比較的高めで足元に置いてあるテレビなどは見えにくいかもしれませんね。

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低床で15㎝プラス、マットの高さになるので、転落の危険がある方は安心するかもしれません。

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実際に体験したスタッフの感想です。

「ベッドを動かす時の動きや音はスムーズで比較的音も静かで安定していました。寝心地もよかったです。」とのことです。

 

今のところレンタル開始が秋ごろになる予定です。気になった方や試してみたい方はお気軽に福祉用具担当 桑野までお問い合わせください。

 

 

 

健康寿命について

みなさん こんにちは。

春が通り過ぎ、夏のような日差しが降り注いでいますが、みなさん体調は崩されてないでしょうか?この時期は朝晩の寒暖差がありますので、体調を崩しやすい時期です。気をつけてくださいね。また、紫外線も多い時期です。お肌の手入れも十分に行ってください。

 

さて、今回は訪問介護の仲からの投稿です。お願いします。

 

先日休みを利用して飛騨高山のほうに旅行に行ってきました。その時に乗鞍登山に参加しましたが、この時の参加者の6割が65歳以上の方でした。

登山では自分は早々にバテてしまい、登るのに苦労しましたが、標高2,700m以上でもみなさん元気にしていました。(自分は足腰たたず… (T_T) )

そこで今回は健康寿命についてお伝えします。

みなさんは「健康寿命」というものを聞いたことはありますか?「寿命」はあくまでも『生きている期間』を表す数字。「健康寿命」は『健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間』のことを言います。

日本人の平均寿命が男性80歳、女性86歳なのに対し、健康寿命は男性70歳、女性73歳となっています。個人差はありますが、男性なら亡くなる前の9年間、女性は13年間も何かしらの健康上の問題を抱えていることになります。

では、「健康寿命」はどうやったらのばすことができるのでしょうか?厚生労働省では次の3つのことを推奨しているそうです。

●スマートウォーク(毎日10分の運動)

●スマートイート(1日プラス70gの野菜の摂取)

●スマートブレス(禁煙)

国民運動として<『スマートライフプロジェクト』として提案しているそうです。やってみると案外難しいものですが、自分や家族のためにいつまでも元気でいたいなら、今日からぜひ、3アクションを始めてみてはいかがでしょうか?

 

仲さん、ありがとうございました。意外と簡単そうに見えて難しそうです。健康で元気に毎日を過ごせるように自分もぜひ、実践したいものです。

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