福祉用具勉強会 その4 熱中症について

 

みなさん  こんにちは

暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?

今年の夏は、例年になく猛暑のなるとの予想が出ているそうです。熱中症にならないように気をつけてください。

本日のブログは、厚生労働省より熱中症に対する注意喚起が出されましたので、熱中症に関する勉強会が開催されましたので、投稿させていただきます。

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5月24日にABC医療1Fデイサービスにて熱中症の勉強会が開催されました。講師に大塚製薬から河相様にお越しいただきスタッフ一同勉強させていただいています。

rps20160525_140256_489熱中症・・・①体液の不足で起こる障害 ②体温上昇で起こる障害の総称です。

夏場(6月~9月)には気温の上昇とともに熱中症の危険度が増していきます。特に子供と高齢者は注意してください。

65歳以上で熱中症になった方のうち6割の方が自宅で熱中症にかかっています。上記で上げた厚生労働省のパンフレットをご覧いただき、熱中症の予防に努めましょう。

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rps20160525_142526_517熱中症には症状によって重症度がⅠ~Ⅲまであります。上の写真にも載ってるように症状によって対処方法が変わりますので、注意してください。重症度が高ければ早く救急車の要請をしてください。

 

熱中症になる方の一番の原因は水分不足からくる脱水症です。

熱中症・・・体液が減少した状態をいい、水分だけが失われるのではなく、同時に塩分(ナトリウムやカリウム)なども失っている状態のこと。

rps20160525_144739人間は年齢や体重などで変化しますが、身体の50%~80%が水分でできています。健康な人の1日の水分摂取量と排泄量は以下の通りとなっています。

摂取量

食べ物からとる水分・・・約1,000ml

飲み物からとる水分・・・約1,000ml

排泄量

呼吸や皮膚から失われる量・・・約1,000ml

尿・便・・・約1,000ml

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失われた水分を補給するために水分を取っていると思いますが、それだけでは足りません。塩分(ナトリウム・カリウム)なども同時に摂取しなければなりません。水だけを補給しても体液が薄まるだけで余分に排泄量が増え、悪循環に陥ってしまいます。

そのために現在では『経口補水液』と呼ばれるものができています。みなさんもテレビのCMや店頭でもご覧になられたことがあると思いますが、『OS-1』と呼ばれるものが出ています。

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軽度・中等度の脱水症になった方の治療では注射や点滴ではなく「経口補水療法」と呼ばれる治療が一般的になってきているようです。

経口補水療法・・・脱水症状の時に注射や点滴ではなく、その成分とよく似た、水に塩分などの電解質と糖がバランス良く配合された経口補水液を口から摂取して回復させる療法。「飲む点滴」と言われているそうです。

ナトリウムやカリウムの異常摂取には注意する必要があるため、過剰な飲用は控えてくださいとのこと。

以前は味が悪く飲みにくいとの意見があったそうですが、現在は改善されだいぶん飲みやすくなっているそうです。常温では飲みにくいそうですが、冷やすと飲みやすくなります。

賞味期限はペットボトルでは製造より12ヶ月保存が効くそうです。ゼリーは製造より9ヶ月です。開封後はできるだけ早く飲んでほしいとのことです。

 

これからの時期は夏場になり、暑くなってきます。冒頭でもお伝えしましたが、今年の夏は例年以上に暑くなる可能性があるそうです。暑い日には必要以上の外出は避け、室内でも冷房などをかけ無理をしないように心がけ、水分をしっかりとっていきましょう。

 

 

 

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